【X Gamesカリフォルニア2023・ストリート】堀米雄斗が2つのゴールドメダル!赤間凛音が2つのシルバー 西矢椛がブロンズメダルを獲得

2023.07.25

 

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現地時間7月21日~23日にアメリカ・カリフォルニア州で行われたX Games(エックスゲームズ)ストリート種目で堀米雄斗(24歳)が優勝、さらに1つのセクションで1発技を競うベストトリックではコース中央に設置されたダブルサイドレッジを、ノーリーバックサイド270ノーズスライドで完璧に攻略して優勝。

今大会2つのゴールドメダルを獲得する快挙を成し遂げ、通算5個目のX Gamesゴールドメダルを手にした。

 

 

堀米雄斗がベストトリックで見せたノーリーバックサイド270 ノーズスライド

女子ストリートは赤間凛音(14歳)が準優勝、西矢椛(15歳)が3位でそれぞれ表彰台に。

優勝はオーストラリアのクロエ・コベル(13歳)が初優勝を成し遂げた。

赤間は女子ベストトリックでもステア(階段)横の、ハバと呼ばれるレッジで最も得意とするバーレーグラインド(空中で半回転しトラックと呼ばれる車軸を斜めにかけて滑り降りる技)を決めて準優勝。解説も「テキストブック!」と唸るほどの完璧なメイクを見せ、シルバーメダル2つを獲得する快挙を見せた。

ベストトリックの優勝は、空中で横に180度、縦に1回転させるハードフリップをダブルセットのステア(階段)で決めたアメリカのマライア・デュラン。

自身の持つキラートリックを完璧に決め、ゴールドメダルを獲得した。

 

 

赤間凛音がベストトリックで見せたバーレーグラインド

最近、膝の靭帯損傷から完全復活を成し遂げた、アメリカのナイジャ・ヒューストン(X Games13回の優勝)のXgamesでのゴールドメダル記録更新にも期待がかかったが、残念ながら今大会での記録更新はなかった。

※ゴールド最多記録はアメリカのギャレット・レイノルズ(BMX)15個と、同じくアメリカのショーン・ホワイトが、夏(スケートボード)と冬(スノーボード)合わせて15個のゴールドメダルを獲得している。

 

【完璧すぎるラン/堀米雄斗】

 

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堀米雄斗は決勝1本目のランで、2本のノーリー(デッキ進行方向側を蹴って飛び上がるトリック)270ボードスライドを含めたトリックなどをフルメイク(ミス無く滑りきること)。

91.66点で首位に着けると、2本目のランではさらに難易度を上げたランに挑戦する。

以下、2本目のランでのトリック構成。[]はセクション名

[ギャップ]360キックフリップ

[ヒップ]ノーリーバックサイド360 ヒールフリップ

[ハバ]ノーリーバックサイド180ノーズグラインド

[ダブルサイドレッジ]バックサイドシュガーケーングラインド

[ダウンレール]ノーリーフロントサイド270 ボードスライド

[ダブルセットのハンドレール]ノーリーバックサイド270ボードスライド

2本目のランではさらに得点を上げ、驚異の95.66点を獲得。

全てのトリックが完璧すぎて、称える言葉が見つからないほどのランを見せ、2位のケルビン・ホフラーに5点差をつけての優勝となった。

 

【X Gamesカリフォルニア2023・ストリート男子リザルト】

1位 堀米 雄斗(日本) -95.66

2位 ケルビン・ホフラー(ブラジル) -90.66

3位 ライアン・ディッセンゾ(カナダ) -88.00

4位 ナイジャ・ヒューストン(アメリカ) -86.00

 

男子ストリート各選手ベストランの映像

(https://youtu.be/gW1r–3zbRs)

 

【X Gamesカリフォルニア2023・ストリート女子リザルト】

1位 クロエ・コベル -90.00

2位 赤間 凛音 -87.66

3位 西矢 椛 -86.66

4位 前田 日菜 -78.66

 

女子ストリートトップ3の映像

(YouTube:https://youtu.be/hgyr5WvpJ44)

 

【X Gamesカリフォルニア2023男子ストリートベストトリック・リザルト】

1位 堀米 雄斗(日本)

2位 ブレイデン・ホーバン(アメリカ)

3位 ナイジャ・ヒューストン(アメリカ)

 

男子ストリートベストトリックトップ3の映像

(YouTube:https://youtu.be/-kdSspGMXzw)

 

【X Gamesカリフォルニア2023女子ストリートベストトリック・リザルト】

1位 マライア・デュラン(アメリカ)

2位 赤間 凛音(日本)

3位 クロエ・コベル(オーストラリア)

 

女子ストリートベストトリックトップ3の映像

(YouTube:https://youtu.be/QY7eSLjDRJQ)

 

文・小嶋勝美

スケートボードに関する情報を幅広く執筆する、スケートボードライター兼放送作家兼スケーター。10年間のお笑い芸人生活を経たのち、放送作家をしています。

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