SKIP FACTORYがグランドオープン!世界レベルのスケートパークを目指し“411オープンに込めた想い”とは

2021.04.13

埼玉県所沢市に位置するSKIP FACTORY(スキップファクトリー)が、約1か月の休業を経てグランドオープン!

世界クラスのストリートコンテストにも対応出来る、スケートパークが完成し4月11日に、オープニングイベントが行われた。

SKIP FACTORYは、室内スケートパークでは国内最大級の広さを誇り、その広さは613平方メートル。2016年にオープンして以来、多くのコンテストやイベントが行われている。

 

 

 

イベントでは、複数のスケーターやライダーが入り乱れて、次々とトリックを競うジャムセッションが、スケートボードとBMXに分かれて開催され、五人組の打楽器アーティスト“勝氣煙”の太鼓の音と共に、会場は大盛り上がりを見せた。

 

 

【勝氣煙】

今回の新パーク設計と、施工を担当したSKIP FACTORY店長の、立本和樹氏に新たなスケートパークに対する想いなど、コメントを頂きました。

 

411の理由

 

 

立本和樹(左)と、この日からSKIP FACTORYのライダーとなった中野虎大郎(右)】

 

まず、この時期に急きょパークの全面リニューアルを決意した、きっかけを伝えさせて下さい。

 

今、世界的に深刻な状況が続いていますが、我々のようなスケートパークは国に合わせて休業しても、給付金なんてものは出ません。時短営業をしながら何とかパークを存続させるも、当然ながら減り続ける利用者。何の解決策も見出せずもがく中、今出来る事を第一に考え、昨年末に「休業をするくらいなら、パークを一部リニューアルしよう」という話になりました。

そこからどうせなら、お店もパークも全面改装しようという話になり、1月から設計を練り始め、納得いくまで図面を引き直してから動きはじめる事に。みんなに滑ってもらえることが一番大事なので、初心者から上級者まで滑れるパークという絶対条件の元、セクションのサイズや配置など、自分のこれまでのパーク作りの経験をフルに活かし“今、必要なスケートパーク”を何度も練って設計しました。

3月1日から休業宣言し、1ヵ月でパークを全面作り直す事を決意。まずは店舗の物を移動させたり、既存のセクションの解体や材料購入などから始めて、施工に入るんですが、施工中は何度もアプローチの距離感や高さなど、現場判断で決定していき、社長とも4回ほどガチでやりあいつつ(笑)たった2日の休みで体を癒しながら、毎日作業を進め、結果的には21日間でこのパークを完成させました。

いろいろあったからこそ、4月11日に素晴らしいオープニングを飾る事が出来たと思います。ちなみに、なぜ4月11日のオープンにこだわったのかと言うと…自分を育ててくれたと言っても過言ではない、90年代の伝説的なスケートビデオマガジン411VMから取りました。

 

 

世界に通用するスケーターを

たった1カ月で全てを完了させる事が、超絶大変な事だと承知の上で、パークビルダーのキノッピー(木内明男)に依頼しました。理由は、自分が最も信頼しているパークビルダーだったからです。

そしてもう一つの理由が、5年前にSKIP FACTORYを作ったのは彼で、その時の自分は手伝いだったんです。その歴史を壊したくなかったというのが、一番の理由。

 

 

 

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