FULLPARTOGRAPHY 荒畑”145”潤一 / 清水潤

2020.01.06

共に日本のスケートシーンを牽引し、今なお最前線で活躍する荒畑”145”潤一、清水潤。

2人のベテランスケーターによるWパートがバッグブランドescapoよりドロップ。

スケートボードを知り尽くした匠の技をフルパートの撮影秘話と合わせてどうぞ。

 

Q. 今回のフルパートを制作、発表することになった経緯

 

清水潤 — 2019年1月から半年間、僕が仕事で東京に単身赴任になったんです。

ステイする場所がたまたま田町の近くで、とりあえず東京着いた初日に田町に行ったら、まだその時は見ず知らずのescapoのボスがいたんです。

「福岡から来ました~」みたいな軽い挨拶して1,2時間滑ってたら、話しかけてきてくれて、インスタで繋がってることが分かったり、僕はescapo bagのデザインと機能性の良さに興味津々だったりで、その日はトークとチルスケで終わり、じゃあ来週撮影行こうか的な感じでスタートしました。

で、初回の撮影でいい感じに撮れて、そのまま軽く飲みに行って、出会って1週間にも関わらず僕からサポートしてくださいって告白した感じでしたね。笑

そしたらまさかのいきなりオーケーで、マジっすか!っていう感じでビックリしました。

自分から言い出したものの、出会って1週間でサポートして貰えることに違和感を感じて、ほぼ見ず知らずの僕を良くサポートしますね!?と聞いたら、「DORCUSや色んなとこのライダーだし、怪しい人ではないでしょ。笑」ってことでサポートが決まり、じゃあ東京にいる半年間でパート作ろうとなりました。

そこから撮影していくうちに、実はイシコさんもescapo bagを使ってるということが分かり、これはイシコさんも仲間に入れるしかないと思い、イシコさんとescapoのボスを繋げて、3人で撮影に行き、イシコさんのサポートもその流れで決まり、じゃあダブルパートにしちゃおうぜ!となりました。

ちょっと色々端折って説明してるとこありますが、全てがミラクルな感じで運命感じましたね。笑

 

Q.制作期間は?

 

清水潤 — 撮影から制作まで期間は2019年丸っと1年ですが、僕もイシコさんもお互いコンテストのオーガナイズやジャッジなどのイベントが多くて、実際の撮影期間は3,4ヶ月くらいだと思います。

 

Q.このフルパートで最も印象深いカットは?(潤、イシコさん)

 

清水潤 — オーリーアップ、バックサイドディザスター、バリアルヒールダウンのラインですね。

シンプルなラインなんですけど、キックアウトがめちゃくちゃ速くて5,6回通いました。

一回のトライで数回しかできなくて、合計で20回たたけたかな?ってくらいでしたね。

スポットと絵面が好きで何としても映像残したいって感じだったんすけど、最後の方はもうどうせ滑らしてもらえないやろけど行っとくか的なノリで、とりあえずここからスタートみたいな感じで通ってました。

最後は運良く5回くらいトライできてメイクできました。笑

 

荒畑潤一 — ラストの2カットかな~今までメイクしたことないトリックなので。

 

Q.制作の裏話や、苦労した事は?

 

清水潤 — 裏話ってほどじゃないすけど、僕はスケート始めた頃、イシコさんの真似して滑ってたりしてたくらいなので、自分の中の憧れのスターの1人とダブルパート組めること自体が夢のようなのですが、ほんとescapoとの出会いから、イシコさんも実はescapo使ってて…からのダブルパートという流れでほんとミラクルを感じてます。

撮影期間も短く、東京にいる間の映像だけと決めていたので、やり切った感は全くないですが、それなりに形になったので良かったです。

 

荒畑潤一 — 日々の仕事と家庭の中で撮影する時間を作るのとスポット選びが大変だった。

撮影期間は3月2日から12月24日の約10か月間なんだけど、よく考えると撮影しに行った日は約14日間。

その中でも丸1日撮影に行った日よりかは仕事前に撮影だけの為にフィルマーと会い3時間撮影して仕事行くみたいな日の方が多かったような気がします。笑

 

Q.このフルパートの制作メンバーは?

 

清水潤 — ライダーの僕とイシコさん、フレンズでメグくん( 目黒雄一郎 )。

楽曲音楽担当はTomo Takagi Taketomi Ryuma Miyamotoその他、音楽、撮影、編集などのプロデュースとディレクションは全てescapo.tokyoです。

 

Q.これからの活動について(潤、イシコさん)

 

清水潤 — escapoと同時にDORCUSのパートも進行中だったので、DORCUSパートを引き続き頑張ります。

そしてPRAY FOR GRIPというスケートボード×社会貢献がコンセプトのデッキテープブランドを始めたので、それもしっかりやっていきたいですね。

それ以外にも大会オーガナイズ、ジャッジ、スクールなどなど盛り沢山なので、スケートボーダーとして自分に出来る限りの事を色々やっていきたいと思います。

 

荒畑潤一 — 皆さんがこれを読んでる頃は43になってるので、とにかくスケートして、映像を撮り続けて、自分越えをし続けたいかな。

あとはスケートを通じて何か世の中に伝えて、返していければと思う。

例えば世界で活躍できるライダーを育成したり、潤が始めたPRAY FOR GRIPのライダーとして滑り続けることで売り上げを寄付できたりと、自分がスケートし続ける意味も色濃くしていきたいかな。

それと1月25日26日に愛知のセントレア空港ほぼ直結の愛知国際展示場にて開催されるCHIMERA A-SIDE FINALのディレクター業務もしています。

目の離せない世界戦が繰り広げられること間違いなし!皆さん是非観に来てください。

観覧無料です。笑

 

Q.スケートファンへメッセージ

 

清水潤 — 年齢を重ねると家庭、仕事、スケートと、どんどん時間的にも肉体的にも厳しくなっていくけど、トレーニングやストレッチでケアすれば身体は何とかなるし、家族のケアも忘れずに時間を作り出してやっていけばできないことはないので、こうやって足跡を残して行くことにより、同じ環境の人や後輩達の励みになればなぁと思います。

それとescapoのスケートバッグはほんとにすごい機能的でクールなデザインなので、皆さんに是非一度実物を見て欲しいですね。

このハイスペックハイクオリティのバッグがこの値段で購入できるのは今だけかもよ!?

とりあえずescapoのホームページをチェックお願いしま~す!

 

荒畑潤一 — 今も昔も若くても歳をとってもスケートを楽しむ事には変わらず歳をとると肉体精神的にも時間的にもスケートを続ける事は大変だと思うけどスケートを楽しみ続ける為に身体作りや時間作りに励んでいきましょう!

Keep on Shredding!!

 

清水 潤(1981年4月27日生まれ)

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荒畑”145”潤一 (1977年1月19日年生まれ)

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