INTERVIEW:森中一誠 好きだから諦めない

2018.05.10

京都が生んだテクニカルマスター森中一誠。超ミニサイズのマニュアルパッドからハンドレール、ステアまで、オールラウンドにこなすスケーター。昨年、NIXONへの加入を記念してリリースしたフルパートも記憶に新しい。つくろうことなくナチュラルに我が道をいく一誠に、近況とスケートボードに対する想いを聞いた。

 

ー スポンサーを教えてください。

 

BOARD WALK KYOTOGIRLLRGNIXONNIKE SBOfficialRoyal TrucksMOMENTUM WheelsRush BearingJessupgripっすね。あと鴨CHiLL SK8ERSと、KD、それとバーバーショップの色葉は髪切ってもらってます(笑)。

 

ー LRGNIXON、、LAパートを出したけど、次はどうする?

 

次はまだどこから出すかは決まってないっすね~。ただ、フッテージはいっぱいあるし、クランクアップもしてるから、あとは編集だけっすね。

いろんな地方でいろんなフィルマーにVX(ビデオカメラ)で撮ってもらってます。もともと高校生のときにVXを使ってたんすけど、懐かしくてまた撮りたいなぁていうか。これぞスケートビデオって感じがするし。VXって同じスケーターでも見え方が違うし、ちょっと一癖あるようなVXパートにしたいっす。

 

ー 最近、京都と東京を行き来してるね。

 

大会とかのイベントもあるし、関西のスケートはけっこう見尽くしたから、関東のシーンも見てみたいなって。

 

ー バンタンの講師就任もきっかけになった?

 

東京に住みたいっていう気持ちは前からあったので、バンタンを機に、今度は長くいたいな~と。旅行じゃなくて、住むことで味わえるローカル感みたいなものにどっぷり浸かってみたいというか。最初は「大阪のバンタンでやってほしい」って言われてたんすけど、東京行きたいってお願いしてみたらいけるみたいだったんで(笑)。

 

ー インスタでよくキッズとの写真が上がってるけど、やっぱりファンサービスを大事にしてるの?

 

それもあるんすけど~、どっちかというと話しかけられて仲良くなったみたいな。年齢とか気にしないし、普通にキッズの方が話噛み合ったりするっすね(笑)。最近は「インスタフォローしてます」って話しかけてくれたりする人も多くなったっす。スケボーしてる人も、してない人も。

 

Spotskateboarding/スポットスケートボーディング

 

ー 一誠は昔からスケートで食っていきたいって言ってたけど、プロスケーターになるにはどうしたらいいと思う?

 

どうやったらなれるかな(笑)。まぁあきらめないこと。忍耐っす。とりあえず練習して、アピールしまくることですかね。

スケボーはじめたころからプロになりたかったし、動画はずっと撮り続けてて。近くにプロスケーターのジャイさん(紺野哲也)とかいて影響を受けたのもあったし、雑誌とか見て好きなスケボーで金が稼げたらめっちゃカッコいいなって。

だから、みんながスケボーしてるときに、自分は滑ってないのが嫌やったっす。

あと、自分のもってる芸とか個性をお金に変えるってことが大事なんだって、海外に行って思ったっすね。金の為にやるのがダサいって言う人もいるけど、それは日本的な考え方かなと思う。関係ないやろみたいな。好きなことでお金稼ぐって、生きてるって感じするし。ハッピーっすよね。

 

ー 今や雑誌の表紙を飾るようにもなったね。

 

そうっすね。運も良かったす。フォトグラファーのシンサク君(荒川晋作)に『TRANS WORLD』の特集で撮ってもらえたんでね。

 

Spotskateboarding/スポットスケートボーディング

TRANSWORLD SKATEBOARDING JAPAN No.082

 

京橋のでかいレッジでマニュアルドロップしてる写真が表紙に使われたんすけど、じつは天候に左右されて何度も撮り直しだったんす。4回くらいメイクしたかも。ドロップするだけでもキツイのに、マニュアルやから結構ハンマーっす。

このSPOTでも何かおもしろいことができたらいいっすね。写真撮ってくれる人がいたら、特集とかしてほしいっす。

 

ー 気になるスケーターいる?

 

京都の岩田祐介は、めっちゃ良いスケートするし、期待の星っすね。コンテストとか出てほしい。でも、祐介はコンテスト苦手か(笑)。祐介のストリートの映像見たいっすね。

 

ー やっぱり、ストリートの方が好き?

 

スケボーってストリートのパートを出してはじめて評価されるし。パークはあくまで練習っていうか、リスクないし。ストリートでカマしまくってるやつこそ本物って感じっす。人によって街の見方も変わるし、攻めれる限界も違う。スケボーって“街遊び”っていうのが根本にあるのかも。まぁカッコよければ勝ちっす(笑)。

 

ー さっき屋根見て興奮してたもんね(笑)。

 

そうっすね(笑)。スポットの見方もセンス問われるっすね。

まぁクリエイティブな滑りも、正統派な滑りも全部ミックスしたい。何でも滑れるようになったら楽しいし。今はプールとかも練習したい。

アメリカにあるピクニックテーブルとか好きっす。あれ、小学校、中学校、大学でサイズの規格が違うんすけど、毎日あれで練習したら絶対うまくなる。環境が良すぎるっす。

京都は大阪とか神戸と比べたらスポットもスケーターも少ないし、ストリート感は薄いっすかね。スポットからスポットも距離が離れてるし。大阪とか東京ならプッシュで全然行ける。

 

ー 最近のスケートシーンで何か感じることはある?

 

最近、めっちゃレベル上がったっすよね。ケヤキとかすごいし。オリンピック競技にもなって世間から少しずつ認められてるっていうか。俺らの世代はまだ不良の遊びだったのが、今の世代の親は子どもに習わせてみたりとかあるし。

日本でスケボーが認知されてきて、さらにオリンピックがきて、男だけじゃなくて女の子もうまい子増えてる。どんどん盛り上がってる感じがする。

やっと世間が分かったかって(笑)。

最近は、電車の中で出会ったおじいちゃんやおばあちゃんでも、「スケボーがオリンピック決まったね~。頑張りや~」って話しかけてくれたりする。世界中でスケートボードが支持されるならオリンピックについてはいいことだと思ってるっす。マーケットも大きくなるし。

高校のとき、毎日板を学校に持って行ってたんすけど、同級生のギャルに「毎日、スケボー持ってダサい」って言われたんすよ(笑)。ヤバくないっすか? 全然分かってないやんコイツみたいな。子どものおもちゃ扱いされてたスケボーが、今は全然違うっすね。

 

ー 一誠ファンに一言どうぞ

 

スケボーは楽しむのが一番。プッシュしまくって、各々のスタイルで楽しんでください。おおきに!

 

Spotskateboarding/スポットスケートボーディング

 

森中一誠(1990年3月10日生まれ)

 

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