LAで行われたストリートリーグにて堀米雄斗が優勝!シグネチャーデッキ解禁で有言実行

2019.07.29

Instagramより @aprilskateboards

7月28日(現地時間)にロサンゼルスにて行われたStreet League Skateboardingワールドツアー ロサンゼルスにて堀米雄斗が優勝!

今まで封印してきた自身のシグネチャーデッキに乗っての快挙となった。他にも西村碧莉、織田夢海、白井空良が決勝に進出し、西村が4位、織田8位、白井は6位という成績を収めた。

ストリートリーグは2020年東京オリンピック出場に必要なポイントが加算される大会となっており、45秒間自由にコース内を滑走する“ラン”を2本と、一発技で得点を競うベストトリックを5本行い、上位4本の合計得点で争われる。

女子ファイナルでのトリックを紹介

ブラジルの11歳RayssaがSLS初優勝。ついに超新世代のスケーターがストリートリーグで優勝する時代に。

3位に入ったアメリカのAlana Smithは、ベストトリックでバンクからのレールでバックサイドリップスライドを決め7.3点をマーク。女子ではこの日一番のハイスコアを出した。

織田夢海は2本目のランで、ステア(階段)でのキックフリップやR(湾曲した面)でフロントフリップを決めるなど、好調な滑りを見せたが最後にミスをしてしまい、ベストトリックに勝負をかける展開に。

ベストトリック1本目ではステアでのキックルフリップを見事にメイクしたが、その後ギャップからのレールでバックサイドKグラインドを狙うも、なかなか決める事が出来ず、4本とも失敗。とても悔しい結果となったが、決勝での堂々とした滑りを見せてくれた。

西村碧莉もランでのミスが目立ち、ベストトリックで勝負を挑む展開に。

1本目のベストトリックではバンクからのレールでフロントサイドリップスライドを決め6,2点。2本目で同じくバンクからのレールでバックサイドKグラインドを決め6.8点の高得点をマーク。トリックを決めた瞬間は本人からも笑顔がこぼれた。

4本目ではギャップからのレールでKグラインドを決めるも4.3点。

ラストトリックではバックサイド50-50からのバックサイド180アウトに成功したが3.3点で4位という結果に。

あと一歩、表彰台には届かなかったが大会中も笑顔が出るなど、楽しそうに滑る姿が印象的だった。

女子ファイナルの映像

Instagramより @aprilskateboards

ついにシグネチャーデッキを使う時が

 

堀米雄斗は今年5月にAPRIL SKATEBOARDSより自身のシグネチャーデッキをリリースしているが、以前テレビの取材で「本当に自信のある時に使う」と言い、これまでの大会では他のデッキを使っていたが、今大会ではついに解禁!

そして、その言葉通りの結果となった。

堀米と白井は1本目のランでノーミスのランを披露。二人とも9クラブ(10点満点中、9点以上の高得点)を出すも、ナイジャヒューストンがさらにその上を行く圧巻のランを見せ、9.6点の高得点を叩き出す展開に。

その後のベストトリックでは白井が1本目にバンクからのレッジでフロントサイド180 フェイキーバックサイド5-0グラインドを決めナインクラブ(9.1点)。

堀米は1本目を失敗し、2本目にノーリー270 スイッチバックサイドテールスライドを決めナインクラブ(9.0点)。4本目でコンテストでは初のお披露目となるノーリーバックサイド270 ノーズスライドを決め9.4点!一気に首位に躍り出る。

5本目のラストトリックでは白井が8.8点を出せば日本人1.2フィニッシュという展開に!

バンクからレールに入るセクションで、ハードフリップからのフロントサイドボードスライドを狙うが、惜しくも(本当に惜しくも)失敗。ストリートリーグ初の日本人ワンツーフィニッシュは見られなかったが、ナインクラブ2本と8.9点の高得点の滑りを世界中に見せつけた。

そして堀米は初めて自分のシグネチャーデッキに乗った大会で優勝するという、劇的な勝利を見せてくれた。

 

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