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  • 2018.12.30

スケートチップス:ながくスケートボードを続けるためのケガ予防

こんちは。ぽてちです。

本格的に寒くなってきましたね。スポットに着いても体がすぐに動かないです。

秋から冬にかけてはグリッチョ(捻挫)が多い季節らしく、まだ関節が冷やされた状態で滑りはじめて、とっさの動きに対応できなくなって、グリッチョ……となるみたいです。

1度グリッチョしてしまうと数週間、長いと半年ほど再起不能の状態が続き、クセになって何度も繰り返すなんてことも。

と、いうわけで今回はケガとその予防について、柔道整復師でスポーツトレーナーでもある土田さんにいろいろ教えていただきました。

 

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ビニール袋を手で伸ばすと、元に戻らないですよね。靭帯もそれと一緒なんです。

ーいきなりですが、グリッチョが早く治る方法を教えてください。

 

段階を踏んで治していくことが大事ですね。

捻挫って軽く見られがちなんですが、腫れや内出血してる場合って、靭帯が切れていたり結構重度の場合が多いんです。

靭帯って骨と骨をつなぎ合わせておくものなんですが、これが伸びてしまうと固定されなくなります。

ビニール袋を手で伸ばすと、元に戻らないですよね。それと一緒なんです。

 

 

ーえ、戻らないんですか……

 

戻らないんです(笑)

伸びてしまうとクセになって何度も繰り返すのはこのためです。

だから重度の捻挫は適切な処置をしないと、歩くのも不安定になってきます。

捻挫を甘くみている人が多いんですが、痛みや腫れがひいたからといって、すぐにトップギアで滑るのは危険です。

復活しないぶん、足の筋肉を鍛えて再発を防止しないといけないんですが、なかなか足を鍛えるのは難しい。

スケーターの方って、ケガが多くて慣れているので、これくらい気合いで!って感じでやっちゃうんですよね。

でも根性論ではケガは治りません。

しっかりリハビリすることが大事です。

 

かといって、何もせず治るのを待っていてもダメです。

僕の息子もスケートボードで骨折したんですが、病院とスポーツトレーナーでは治療方針が違いました。

病院は固定して、治りきるのを待つんですが、トレーナーの場合は固定を最小限にして、動かせるところは動かす。

ギブスを外すときには動かせるようにしておいてリハビリの期間を短くして、早く復帰できるように処置します。

 

ーなるほど。段階を踏んで治すっていうのはそういうことなんですね。じゃあ、予防についても教えてください。例えばストレッチとか

 

ストレッチに関しては、トレーナーによっても意見が別れるんですが、僕は徐々に伸ばしていくというのをおすすめします。

最初から痛いくらいまで伸ばしてしまう人をよくみるんですが、できるだけゆっくり、3段階くらいに分けてほぐしていくのがいいと思います。

伸ばし過ぎも良くなくて、伸びた状態からだとケガしやすかったりします。

あとさっきも言いましたが、ケガしたところをトレーニングで鍛えて、再発を防止すること。

例えば、座った状態で床に敷いたタオルを足の指でたぐり寄せたり、サッカーボールの上に足をのせて足裏を使って円を描くように転がしたりもいいですよ。
あとはスクワットで、かかとを上げないようにして、低くしゃがむようにすると負荷が増して強化できます。

 

ー応急処置についても教えてください。

 

包帯とか、タオルとかをカバンに入れておくといいですね。

包帯はテーピングが難しかったり、サポーターが合わずに動きにくかったりとする場合に代用できます。

タオルは止血とか、吊ったり、圧迫に使えます。内出血や腫れも、それ以上悪化しないために軽い圧迫が必要になるので。

あとよくあるんですが、ケガをした直後に湿布を貼ると熱が逃げなくなってしまうので良くないですね。

冷たく感じるだけなので、実際には熱は取れていません。

冷やすのはコンビニとか行って氷買って冷やすのが手っ取り早いです。

 

ースケートボードをながく続けるためには、どうすればいいですか?

 

まず自分の体を知ることでしょうか。

体のどこを痛めているか、左右の可動域に違いがないかとか。

ちょっとした歪みが、どんどん大きくなって体に支障をきたすようになるので、常にセルフチェックをしてほしいです。

そうして意識しながら動きづらい箇所を重点的にほぐしたり、鍛えたりしてください。

あと、大人の方は自分の体を過信しないように(笑)

イメージと体の動きが合ってないとやっぱりケガに繋がります。

 

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動きのパフォーマンスを上げたいのならまず体幹を鍛えるべき

筋トレをしている方も多いと思うんですが、動きのパフォーマンスを上げたいのならまず体幹を鍛えるべきですね。

強い負荷で筋トレして、見た目ムキムキにってのは場合によっては可動域を狭めることもあります。

最近ではスポーツ選手でもゆるいトレーニングでパフォーマンスが上がっているなんてことも聞きますし。

スケートボードをスポーツとして捉えるなら、いろんなトレーニングをしたほうがいいですね。

トランポリンとか、スラックラインとかバランス感覚を鍛えるにはおすすめですよ。

先日ハイオーリーで優勝したカツヤくん(中澤 克哉)なんかもずっと体操やってましたよね。

野球のピッチャーが、砲丸とかやり投げをすると、球速が上がるというのと一緒です。

 

スケートボードって素晴らしいスポーツだと思うんです。

息子がスケートボードするまでは、個人競技だと思っていたんですが、一人じゃ上手くなれないんですね。

友達と切磋琢磨して成長していくというか。

あとスケートボードって難しいし、コケると痛い。だから精神的に強くなったと思います。

ちょっとしたことでは泣かなくなった。

だからこそスケーター達は自分の体を気遣いながら、ながく続けてほしいですね。

 

取材協力:つちだ整骨院

住所:〒611-0002 京都府宇治市木幡内畑23-21

TEL:0120-256-881

ウェブサイト:https://tsuchida-seikotsu.com/

  • TEXT BY

    ぽてち

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